2017年7月20日木曜日

[Kotlin]スコープ関数のlet, with, run, apply, also の違い

を3日くらいにらめっこして、Kotlinのスコープ関数の違いについてざっくりとまとめてみました。

確認環境
Android Studio 3.0 Canary 7
Kotlin 1.1.3-2
macOS Sierra 10.12.15


returnがレシーバ returnが任意
レシーバの
拡張関数
apply with
run
任意の型の
拡張関数
also let

レシーバの拡張関数のとき
  • thisがラムダ式の内と外で参照先が違う
  • レシーバのprotected, privateの関数は呼び出せない
  • this@MainActivityのような記述で、外のthisも呼び出し可能

任意の型の拡張関数のとき
  • thisがラムダ式の内と外で参照先が一緒
  • レシーバをitで呼び出せる
  • itの代わりに任意の変数名の定義も可能(可読性UPに繋がる)

returnがレシーバのとき
  • 戻り値がレシーバ自身なので、用途に合っていれば1行コードが減る